これまで地元の京都から出たことがなく、沖縄に行ってみたかったという大学生の加藤彩音さん。
今回のふるさとワーホリで、初めて沖縄の地に足を踏み入れました。
住む環境が違えば生活のスタイルも変わってきます。
学生のうちに「学校では学べない貴重な体験がしたい」と応募しました。
人と話をするのが好きな加藤さんは、持ち前の笑顔で、名護市のリゾートホテル「カヌチャリゾート」内のレストランで約1カ月働きました。
第二のホームシック
始めは不安の方が多かったという加藤さん。
「現場では知り合いもいなくて一人だし、忙しいしで、最初の何日間かはホームシックだったんです」
しかし、勤務を始めて1週間ほど経ったある日でした。
「加藤さん、遊びに行こう」
同じ職場の先輩が遊びに連れて行ってくれました。古宇利島で食事したり、北谷町で買い物をしたり、あちこち連れて行ってもらいました。
「その時仕事以外の話もいろいろして。その日から後はもうずっと楽しくて、沖縄を離れたくないぐらいでした」
しかし、加藤さんのふるさとワーホリは約1カ月間。終わりはやってきます。
最後に日にかけてもらった言葉は忘れられません。
「ずっと沖縄にいておけばいいのに」。
寂しくて、先輩とは抱き合いながら涙を流して別れを惜しみました。
最初は京都にホームシックだった加藤さん。今は「逆に沖縄にもホームシックです」といいます。
沖縄も、加藤さんのホームになりました。
また夏にすぐ沖縄を訪れる予定です。
再訪した沖縄でまずしたいことは「カヌチャの朝食を食べにいきたいです。今度はお客さんとして」
「外の世界に出て良かった」
初めて地元を離れてみた加藤さん。実際にふるさとワーホリを終えてみて何が大きく変わったのでしょう。
就職活動を控える今、こう考えています。
「就職する場所の視野が広がりました。沖縄で就職するのもいいなと思っていて、実際に選択肢に入れています。外に出てみて本当に良かったです。行動力がついて『何でもやってみよう』って思えるようになりました」
Q.ふるさとワーホリへの参加を考えてたり迷っていたりする人に対して、加藤さんから何かアドバイスがあるなら?
A.本当にオススメです。いろんな心配もあるとは思いますが、生活なら何とかなると思います。直感を信じてください。